水素水はリュウマチなどの自己免疫疾患にも一定の効果がある

水素水の効果として老化予防や美容効果が知られていますが、最近の研究では免疫系の疾患にも効果があることが知られています。

 

免疫系の疾患で治療が困難なものにリュウマチがあります。リュウマチとは30代〜50代の女性に発症することが多い病気で、喫煙、細菌感染による炎症、歯周病、過度のストレスなどが引き金となり、免疫細胞が関節の軟骨や靭帯に対して攻撃を行うことで関節炎や関節の変形などが起こる病気です。

 

本来、免疫細胞は細菌やウイルスなどの外部からの侵入者に対して攻撃を行うことで体を守る働きをしますが、自身の体を構成する細胞を敵と間違えて攻撃することで病気を引き起こすことがあります。このような病気は自己免疫疾患と呼ばれ、アトピー性皮膚炎なども含まれます。

 

リュウマチを発症すると最初は手の関節に炎症が起こり、次第に全身の関節が腫れたり変形が生じるようになります。発症後1〜2年後に急速に関節の破壊が進みます。リュウマチの治療法としては自己免疫を抑える薬を服用したり消炎剤を使用して炎症を抑えたり痛み止めを服用するなどの対症療法的な処置が行われ、根本的に病気の原因を取り除くことはできません。実は感染症・喫煙・過度のストレスなど、最初に関節炎を引き起こすきっかけは全て体内の活性酸素を発生させる要因と一致しています。

 

このため、この病気の原因として活性酸素の一種であるヒドロキシルラジカル(OH・)が関係していると考える専門家がいます。ヒドロキシルラジカルの強い酸化作用で細胞内のDNA情報が書き替えられたり、体を構成するタンパク質が酸化・劣化されてしまう場合があります。

 

活性酸素によって劣化された自身の体の一部を免疫細胞が外敵とみなして攻撃をすることで関節炎が生じるのではないかと考えられています。免疫細胞は外敵に対して攻撃を行う際の武器として活性酸素を発生させます。そのため炎症が起こった場所には多くの活性酸素が生じてしまい、自身の体を劣化させて免疫細胞が攻撃を加えることで更なる炎症のサイクルを引き起こしてしまうのです。

 

ヒドロキシルラジカルによる酸化に着目した日本人の研究者(T. Ishibashi et al[原土井病院、福岡])が、リュウマチを発症した患者に対して一定期間(4週)にわたり毎日530mlの高濃度水素水を投与(飲用)を行った結果、大半の人の症状が改善されたという報告(Med. Gas Res.2012, 2:27)があります。

 

水素水の効果について別の見方をする専門家もいます。水素水が人体の免疫システムを整えることで、間違って自身の体を攻撃しないようにする作用があるとする説もあります。いずれにせよ、水素水を一定期間摂取することによってリュウマチなどの自己免疫疾患にも一定の効果があることが分かっています。水素水は医薬品のように摂取した直後に症状を緩和する効果がある訳でなく、効果が現れるまでに長期間飲み続ける必要があります。それでも副作用が全く生じないことと、安価で入手できるという利点があります。